AAPEPを学習課題に Part5
5 機能的コミュニケーション
これは音声言語コミュニケーションに限定しません。サイン言語でも、カードでの意思表示でも、その他のツールを使ってのコミュニケーションでもOKです。
家庭①③ 学校/作業所①⑦
<基本的な要求を伝えられる>
他の人から促されなくても、空腹、のどの渇き、痛み、疲れ、排泄などの要求を理解できるように伝えることができる。
AAPEPでは4回に1回できるかどうかを「芽生え反応」の基準にしています。
a) まず、基本的な要求をわかりやすく表現した、写真カードや絵カードをいくつか作る。カードをパウチしてマジックテープも裏につけてボードに張ると便利。
b) 子どもが~をしたい時にボードが置いてあるところへ連れて行き、~のカードを取らせ、渡させる。(ABAやPECSでいうプロンプター)
c) 要求をかなえる。
基本的な指導は簡単です。今までのあいまいなジェスチャーや指導者のカンからより具体的な表現になったら大いに誉めてあげましょう。
もちろん携帯用のカードでもOKですし。文字が使える子は文字のカードでもOKです。音声言語をカードと一緒に指導をすることも可能でしょうが、子どもさんの状況によっては逆にハードルを上げることにもなりますから、十分配慮してください。
<日常会話で用いられる言葉(概念)の理解>
1 人や物の名前 (○○ちゃん、先生、イス、牛乳、など)
2 動作を表す言葉 (座る、着る、話す、泣く、など)
3 位置を表す言葉 (机の中、ロッカーの上、車の中、など)
4 時間の概念 (後で、明日、今、など)
5 理由や原因の表現 (どうして?、~だから、など)
6 話の順序 (はじめに作業をして、その後おやつを食べましょう。など)
この中の概念のうち2~4の項目の中でいくつかは理解できる。目の前にあることは理解できる。いつも理解できるとは限らない。などが「芽生え反応」とされています。
学校/作業所⑦では形・色・文字・数字などが示されています。これは、どこでも取り組まれていることなどで省略します。
子どもにとって簡単なことから取り組んでください。6などはスケジュールの指導としても大切なことになります。
時間の概念については、時間割とカード、カレンダーとカードを一体化したものなどが有効です。また、アナログ時計で残り時間が視覚的に示される物もあります。
日常の会話や非言語コミュニケーションでこれらの言葉を使えるようになるための指導を早い時期から始めていくことは大切だと思います。
私の以前の実践では、お子さんのエコラリアを利用しながら、カードを示して発語も期待した指導を行いました。言葉の理解は非常にたくさん増えましが、残念ながら発語自体はあまり増えませんでした。しかし、ある日の休み時間にのんびりしている時に、教材を私の方にポンとなげて「べんきょうしょ!」といって私を驚かせてくれたことがありました。
ブログランキングに参加しています。ワンクリックお願いします。もっとポジティブになれるので ⇒
最近のコメント