カテゴリー「通常学級における発達支援」の記事

支援パッケージの作成「ひらがなの読み」

巡回相談でどのように支援するかの「具体例」として、

教師が簡単に取り組めて、効果の期待できる「支援パッケージ」をいくつか作成し、紹介してきました。

「書き写し教材」(低学年用)や「ビジョントレーニング」、「10の補数&かけ算の基礎」・・・etc

この時期は、1年生の先生からの訪問要請が増えます。
そこで、かねてから「これは絶対要る」と思っていた「ひらがな音読」の支援パッケージを準備しています。

といっても、このテーマでは、RTIモデルをベースとした「鳥取大学方式」の右に出るものはありません。

とりあえず、鳥取のような「行政が中心となった悉皆アセスメントと支援体制」は、できそうにもないので、先ずはそれぞれの学級ですぐに取り組めるアセスメントと支援方法をパッケージにしたいと思っています。

1年生の観察相談を依頼された学校への訪問は4日後なので、ちょっと急いで仕上げます。

「鳥取大学方式」については鳥取市教育センターの「ひらがな音読支援」の取り組み
をご覧ください。支援ツールの「音読指導プログラム」はスマートフォンアプリなので誰にもいつでも取り組めるものになっています。

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「個別の支援計画」は面倒!?

「個別の支援計画は面倒です」
ある学校の特別支援教育コーディネーターの「一言」でした。

特別支援にかかる巡回訪問をしている私と知って、建前ではなく「本音」を語ってくれることは、ありがたいことではあるのですが・・・私は、「あーこの人は、この学校は、支援計画が『あってよかった』と実感したことがないんだなあ~」と思ったのでした。

現場は、いわゆる「雑務」にまみれています。
何のために年間計画や書類を作成し、アンケートを取り、それをまとめているのか・・・
そんな日常の中での「支援計画の作成・更新」も同様に感じていたのでしょう。
保護者と共に「この子」の未来を展望し、確かな「歩み」を実感したことがなければ、こんな「愚痴」もでてくるのでしょう。

さて、そんな先生や学校にどうやって「支援計画があってよかった」と感じてもらえるのか・・・

先ずは、どの現場でもどの先生にも、とても簡単に取り組める「支援方策」の提案が必要だと思いました。
自らの「支援」の成果を「実感」できなければ継続的な取り組みにはなりません。

「エンカレッジ」しなければならないのは「子どもたち」だけではなく、「教師」も対象であるのです。

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「エンカレッジ」

きびしいケースでした。
自己肯定感は極限まで下がり、全身に「棘」をまとっているようにさえ見えたお子さんでした。
医療機関にも繋がり「投薬」もあり、スクールカウンセラーから「通級」も勧められていました。

2か月ぶりの観察・相談。
表情はうんと「柔らか」になっていました。

乱暴な「言葉」はまだあるものの、乱暴な「行為」は無くなっていました。
離席はあるものの、担任の「声かけ」に柔軟に応えられるようになっていました。
学習での「困難」はまだあるものの、懸命に取り組む姿を私にも見せてくれていました。

背中を押してくれたものは、保護者の理解であったり、周りの友だちの支えであったりしたのかもしれません・・・

「支援」を考えていく時に、大切なことは、
本人や家族を「エンカレッジ」することだと改めて思うのでした。
【encourage】とは。1 勇気づけること。励ますこと。2 発達などを促進すること。)






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「保護者や子どもの立場」に立てるのか?子どもの「今」を見極めることができるのか?

ある「養成研」のグループワークでのことです。

LDの可能性が高い子が、「不登校」状態に、
どんな手立てがあるのか・・・

あるグループが、
「母親を学校に呼んで、『これ以上休んだら・・・』と言う」
なんて「手立て」を発表していました。

確かに担任も「困っている」でもそれは、子どもの立場に立ってではなく、自分の「困り感」、もっと言うと「保身」

子どもや、保護者の「困り感」に本当に寄り添えるのか、保護者の立場に立てるのか・・・
立てなくても、「立とう」とする姿勢でなければ、「プロ」ではないと思ったのでした。

もう一つ、IQ検査を行う。という「手立て」もありました。
これも、このケースの場合「ちょっと、違うよなあ」と思ったのでした。もちろんIQ検査も大事です。でも、「アセスメント」はIQ検査だけではありません。
LD傾向が予想されるのであれば、実際の読み書きや計算での「間違い分析」を行うことや、比較的容易にできるLD検査を、まず行うという方が有効だと思ったのです。

これらのことは、もちろん発言させていただきましたが、自分自身にも「言い聞かせ」ていたのです。

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「-2.5SD」

統計学的に-2.5SD(標準偏差)は1000人に6人です。

DQにしても、IQにしても、体重や身長にしても、統計学的に同様です。
「偏差値偏重」教育はNOですが、これは教育政策に対してのことで、科学的な根拠に基づくエビデンスのある理論は尊重すべきだと考えています。

今日は、今年最後の「巡回訪問」
養護教諭に詳しいデータや話を聞き、その後担任と「保護者の理解や協力」が必要なケースについて話し合いました。

まずは「信頼関係」の構築・・・
これなしに、私たちの「支援」は成り立たないと思うのでした。

とても丁寧な先生方の見送りを、ありがたいと思いながらの「仕事収め」なのでした。

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子どもの「トランスジェンダー」

13人に1人と言われる、いわゆる「性的少数者」(この言い方どうなんだろ?)

巡回先で、「LGBT」(これもどうかな?)のお子さんに出会うことがしばしばあります。

明らかに親御さんもそれを認めているようにうかがえるお子さんもいれば、そうでないお子さんもいます。

学校でできることは多くないかもしれませんが、少なくとも教師がきちんとした理解していなければならないと思うのです。

この課題について、あまり詳しくないので、マニュアルのようなものを作ることはできませんが、クラスに「トランスジェンダー」の子がいる確率は高いのですから、

1 どの子も「1人の人」として尊重すること。
2 すべての子を「くん・ちゃん」でなく「さん」で呼ぶこと。
3 グループを男女の区別で分けるなどのことをしないこと。
4 服装や髪形についての許容範囲を広げること。
5 カミングアウトしている場合は、トイレや更衣室などで個別の対応をしてあげること。
6 教師が率先してその子の「応援団長」になること、そしてクラスの仲間にも「応援団」を増やすこと。
7 「トランスジェンダー」に対する理解を学校や保護者に広めること。
8 家庭との連携をとり、障壁となるものを取り除いていくこと。
9 ジェンダーを決めかねている子にどちらかの「性」を押し付けないこと。

これらのことをできることから取り組んでほしいと思っているのです。

 

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子どもからの「SOS」

高学年の女の子のことです。

交流学級の関係で、日ごろ親しくしている子で、支援学級の子にも優しい、素直で明るい子でした。

数日ぶりに顔を合わせたとたん、ドンと体をぶつけてきました。
ちょっとびっくりしたのですが、1回目は少し手荒なスキンシップかなと思った程度でした。
でも、これが何回も続きました。

もちろん、叱る気にもなれず、「どうしたん?」と聞くと
「家に帰りたくない!」と一言、今までに見たことのないような暗い顏でした。
放課後、担任にそのことを知らせると、彼女の家庭状況が大変厳しくなりそうな時期だ、ということでした。

家庭の事情に、どこまで私たち教師が関われるのかは、「信頼関係」次第です。担任が、彼女の「SOS」をしっかり受け止め、家庭に働きかけることで、少しでもいい方向に向いてくれればと思うのでした。

困った行動を、子どもからの「SOS」と、とらえることは大変大切なことなのだと再確認したのです。

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「師走」

12月15日の学校訪問で今年の「巡回」は終了のはずだったのですが、

今日の放課後、2つの担当校の学校長から立て続けに電話が入り、追加訪問2件を受けました。

話を聞くとそれぞれに、緊急な「事情」があり、それは「支援システム」に対してだったり、「行政」に対してだったりすることのようです。

どちらも「Err on too late」です・・・
しかし、「遅きに失した」としても、その子たちのために動こうとしていることに力を貸さないわけにはいきません・・・

「師走」の「師」はホントはお坊さんだということですが、支援者である「師」も「走ります」

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今度はいつ来てくれますか?

ほったらかしのこのブログm(__)m

知らない間に10万アクセスを重ね110万アクセスを超えていました♪

せっかく訪問していただいた方に「塩漬け状態」は失礼なので、
ぼちぼち再開しようかと・・・

今日は1年生の2クラスの先生方との訪問相談がありました。

いつもは、書字のトレーニングのための取り組みをしっかりお伝えするのですが、
今回は、もっと簡単に、すぐにでも取り組めることを提案しました。

どの学校も1週間ほど前から取り組んでいる「ひらがなプリント」の「ぬり絵」の輪郭をなぞることを意図的に取り上げ、評価するということです。

折れ曲がりが苦手な子

斜め線が苦手な子

線の重なりが認識しにくい子
どの子にとっても、

ぬり絵の絵の輪郭をなぞることは、

「苦戦する」子がいるにしても、毎日全員が取り組めることです。

その後話は、座席の位置から保護者との関係作りまで、
いくつかの、この時期にやっておくべきことに広がっていきました。

相談を終え、玄関まで見送りに来てくれた担任の先生が、

「今度はいつ来てくれますか?」

この一言、とてもありがたい一言なのですが、

「もしも、うんと困ったことになった時にね」と答えました。

巡回訪問は最終的な目標は

「学校から『呼ばれなくなる』ようにすることなのだ」

と思うのでした。

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あなたが子どもを追いつめているんですよ!

2週間でのべ5回訪問した学校でのことです。

保護者相談では、大人のメンタル面での課題と直面し、

DVとそれに連なるネグレクト・・・

支えるために何が必要なのか、どんなスキルが必要なのか
自らに問い返されることが多くありました。

児童観察では、

明らかに「書き」のディスレクシアの子がいました

机の上に教科書しか出してないので

「あれ、ノートは?」と聞くと

「忘れてきた!」

国語のノートも算数のノートも持って来ていませんでした。

書字を見ると、

しんどさが、手に取るように判ります・・・

「じゃあね、これは読むだけにしようね!」

と言うと、

途端に彼の表情が明るくなりました。

放課後の担任との面談では、

やっぱり、私の語調が厳しくなってしまいます・・・

「決して彼を追いつめないでくださいね」

どこまで伝わったのか

伝えられたのか
自らに返ってくることの多い

2週間でした・・・

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